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海外FXのロスカット計算|証拠金維持率と業者別の水準一覧

海外FXのロスカット(ストップアウト)はいつ執行されるのか。証拠金維持率の計算式、レバレッジ1,000倍の具体例、証拠金維持率の目安、公式で確認できる業者別のマージンコール・ストップアウト水準を一覧で整理します。

海外FXのロスカット(ストップアウト)は、口座の「証拠金維持率」が業者の定める水準を下回った瞬間に、保有ポジションが自動で強制決済される仕組みです。証拠金維持率は「有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100」で計算でき、必要証拠金はレバレッジと取引量で決まります。

この記事では、証拠金維持率の計算式と、レバレッジ1,000倍で1ロットを取引したときに何円の含み損でロスカットになるかの具体例を示したうえで、当サイト掲載の海外FX業者について公式ページで確認できるマージンコール・ストップアウト水準を一覧にします。数値は各社公式の案内(確認日を併記)に基づき、確認できていない業者は「公式で確認」と記載しています。

海外FXのロスカット計算式:証拠金維持率の求め方

ロスカットの判定に使われるのは口座残高そのものではなく、含み損益を反映した「有効証拠金」と、ポジションを維持するために必要な「必要証拠金」の比率です。取引ツール(MT4/MT5)では「証拠金維持率」「マージンレベル」として表示されます。

ロスカット計算に使う3つの数値
項目計算式意味
必要証拠金取引金額 ÷ レバレッジポジションを持つために拘束される資金。取引金額=ロット数 × 1ロットの通貨量 × レート
有効証拠金口座残高 + 含み損益(+ボーナス)いま決済した場合に残る資金。含み損が増えるほど減る
証拠金維持率有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100この値が業者の水準(例: 20%)を下回るとストップアウト(強制決済)

1ロットの通貨量は業者・口座タイプで異なります(10万通貨が一般的・Cent口座は1,000通貨など)。ボーナス(クレジット)を有効証拠金に含めるかどうかも業者の規約で異なります。

計算例:レバレッジ1,000倍・USD/JPY 1ロット

USD/JPYが150.00円のとき、1ロット(10万通貨)の取引金額は1,500万円です。レバレッジ1,000倍なら必要証拠金は1,500万円 ÷ 1,000 = 15,000円になります。口座残高が10万円で、業者のストップアウト水準が20%の場合、ロスカットされるのは有効証拠金が15,000円 × 20% = 3,000円まで減ったときです。つまり含み損が10万円 − 3,000円 = 97,000円に達した時点で強制決済されます。1ロットでは1pipの値動きが1,000円に相当するため、約97pips(0.97円)の逆行でロスカットになります。

同じ条件でストップアウト水準が違うと、ロスカットまでの余裕はこう変わる(残高10万円・必要証拠金15,000円・1ロット)
ストップアウト水準ロスカット時の有効証拠金許容できる含み損許容できる逆行(USD/JPY)
50%7,500円92,500円約92.5pips
20%3,000円97,000円約97pips
0%0円100,000円約100pips

スプレッド・スワップ・手数料を含まない単純計算です。水準が低いほど強制決済までの余裕は増えますが、口座に残る資金も少なくなります。

レバレッジは「必要証拠金」だけを変える

レバレッジを1,000倍から100倍に下げると必要証拠金は10倍(150,000円)になりますが、1pipあたりの損益(1ロットで1,000円)は変わりません。同じ残高・同じロット数なら、レバレッジを下げるとむしろ証拠金維持率の計算上は早くロスカットに達します。損失の大きさを決めるのは取引量(ロット数)です。

証拠金維持率の目安と、ロスカットを避けるための管理

証拠金維持率に「正解」はありませんが、多くの業者はストップアウト水準の上に「マージンコール」の水準(例: 50%)を置き、その付近で警告を出します。マージンコールに近づく前に、取引量を減らすか、損切り注文を置くかを決めておくのが基本です。

  • ポジションを持つ前に、必要証拠金と口座残高から証拠金維持率を計算しておく
  • 1pipあたりの損益(1ロット=約1,000円・0.1ロット=約100円)を把握し、想定する逆行幅で残高がいくら減るかを先に見る
  • 複数のポジションを持つ場合、必要証拠金は合計され、含み損益も合算される(両建ての扱いは業者ごとに異なる)
  • 週末・経済指標の発表時はスプレッドが広がり、証拠金維持率が一時的に急落することがある
  • 追加入金でロスカットを避け続けるのは、損失を大きくする典型的なパターンになりやすい
ゼロカットはロスカットとは別の仕組みです

ロスカット(ストップアウト)は口座内の資金を守るための強制決済で、ゼロカットは急変時にロスカットが間に合わず残高がマイナスになった場合に、そのマイナス分を業者が補填する制度です。ゼロカットがあっても、口座に入れた資金は失う可能性があります。適用条件・例外は各社の規約で異なります。

海外FX業者別のマージンコール・ストップアウト水準一覧(公式確認分)

当サイト掲載の海外FX業者について、公式サイト・公式ヘルプセンターで確認できたマージンコールとストップアウトの水準です。口座タイプで異なる業者は口座名を併記しています。確認できていない業者は「公式で確認」とし、推定値は載せていません。

掲載業者のマージンコール・ストップアウト水準(2026年9月15日時点・当サイト確認分)
業者マージンコールストップアウト(ロスカット)確認元・備考
Exness60%(スタンダードセント・スタンダード)/30%(プロ・ロースプレッド・ゼロ)0%(全口座タイプ)公式ヘルプセンター(2026年9月15日確認)。ケニア・ヨルダン法人経由の登録は20%。株式は100%へ引き上げられることがある
HFM50%(KATANAは20%)20%(KATANAは0%)当サイト業者ページ(公式口座タイプページで確認)
XMTrading公式で確認20%(Standard・Micro)当サイト業者ページ(公式口座タイプページで確認)
Monaxa50%(公式表記「ロスカット」)20%公式口座タイプページ(2026年9月2日確認)
Vantage Trading30%(プレミアム)/他口座は公式で確認0%(プレミアム)/他口座は公式で確認公式プレミアム口座ページ(2026年9月15日確認)
XS公式で確認公式で確認口座タイプ・適用条件により異なるため公式サイトと口座画面で確認
Axi公式で確認公式で確認公式ヘルプセンターに水準の一律記載を確認できず。口座画面で確認
DecodeFX公式で確認公式で確認公式口座タイプページで確認
INFINOX公式で確認公式で確認公式口座タイプページで確認

水準は業者の都合で変更されることがあり、口座タイプ・銘柄・法人・市場状況で異なる場合があります。取引前に必ず自分の口座の契約条件(取引ツールのアカウント情報・規約)で確認してください。

ストップアウト0%のExnessやVantageのプレミアム口座は、証拠金維持率が0%(有効証拠金がゼロ)になるまで強制決済されない設計です。含み損を長く抱えられる反面、ロスカット時には口座資金がほぼ残らないため、損切り注文を自分で置くことがより重要になります。ストップアウト20%のHFM・XMTrading・Monaxaは、必要証拠金の20%相当が残った時点で決済される代わりに、その分の資金は口座に残ります。

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ロスカット水準で業者・口座を選ぶときの考え方

ストップアウト水準が低い口座が向く人

証拠金維持率の管理を自分で行い、損切り注文を必ず置く前提で、指標発表時などの一時的な逆行で決済されたくない人には、0%の口座は余裕があります。ただし残高がゼロ近くまで減ってから決済される設計なので、資金管理を業者任せにはできません。

ストップアウト水準が高めの口座が向く人

含み損を抱え続ける前に強制的に決済されるほうが安心な人、少額の資金で複数回の取引を試したい人には、20%〜50%の水準はブレーキとして働きます。マージンコールの警告が出る水準も、口座を開く前に確認しておきます。

最大レバレッジと口座残高によるレバレッジ制限にも注意

多くの業者は、口座の有効証拠金やポジション量が増えると最大レバレッジを段階的に下げます(ダイナミックレバレッジ)。レバレッジが下がると必要証拠金が増え、証拠金維持率が下がるため、大きな資金・大きなロットで取引する場合は制限の条件も合わせて確認してください。

よくある質問

Q. 海外FXのロスカットはどう計算しますか?

A. 証拠金維持率(有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100)が業者のストップアウト水準を下回ると執行されます。必要証拠金は「取引金額 ÷ レバレッジ」、有効証拠金は「口座残高 + 含み損益」です。例えばレバレッジ1,000倍でUSD/JPY(150円)1ロットの必要証拠金は15,000円、残高10万円・ストップアウト20%なら、含み損が97,000円(約97pips)に達した時点でロスカットされます。

Q. 証拠金維持率は何%あれば安全ですか?

A. 一律の基準はありません。業者のマージンコール水準(例: 50%)を下回らないよう、想定する逆行幅で残高がいくら減るかを先に計算し、余裕を持った取引量にするのが基本です。急変時はスプレッド拡大で維持率が一時的に急落することも考慮してください。

Q. ストップアウト0%の業者はどこですか?

A. 当サイトの掲載業者では、Exnessが全口座タイプでストップアウト0%(公式ヘルプセンター・2026年9月15日確認・一部法人経由は20%)、Vantage Tradingのプレミアム口座がマージンコール30%・ストップアウト0%(公式ページ・同日確認)です。0%は証拠金維持率が0%になるまで決済されない設計で、ロスカット時に口座資金がほぼ残らない点に注意が必要です。

Q. レバレッジを下げればロスカットされにくくなりますか?

A. 同じロット数ならなりません。レバレッジを下げると必要証拠金が増え、証拠金維持率の計算上はむしろ早くストップアウト水準に達します。1pipあたりの損益はロット数で決まるため、ロスカットまでの余裕を増やしたいなら取引量を減らすか、残高を増やすことになります。

Q. ゼロカットがあればロスカットの心配はいりませんか?

A. いいえ。ゼロカットは、急変でロスカットが間に合わず残高がマイナスになった場合にマイナス分を業者が補填する制度で、口座に入れた資金の損失を防ぐものではありません。ロスカット(ストップアウト)とは別の仕組みで、適用条件・例外は各社の規約で異なります。

条件の確認先

実際の条件はこちらで確認できます本コラムは2026年9月15日時点で、上記の公式一次情報と当サイトの掲載データを確認して編集しています。取引条件、提供内容、適用される規約は変更される場合があるため、申込み前に各社の公式画面で最終確認してください。
本コラムについて

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