海外FXのスプレッドは、業者ごとに公表の基準が異なります。当サイトが掲載している9社のうち、XSは「平均」、HFM・Axi・XM・Exness・DecodeFX・Vantage・INFINOX・Monaxaは「最小(〜から)」を公表しており、同じ「1.0 pips」でも意味が違います。さらに0.0 pipsからの口座には往復の取引手数料がかかるため、スプレッドの数字だけでは取引コストを比べられません。
この記事では、2026年9月10日時点で各社が公表している口座タイプ別のスプレッドと取引手数料を、「手数料なしの口座」と「手数料ありの低スプレッド口座」に分けて一覧にし、往復手数料をpipsに換算した総コストの目安、公表基準の違い、実際に確認する順番を整理します。数値は各社公式ページで当サイトが確認した公表値で、実勢値ではありません。
海外FXスプレッド比較表:取引手数料なしの口座
| 業者 | 口座 | 公表スプレッド | 公表の基準 | 最低入金額 |
|---|---|---|---|---|
| XS | Standard | 平均1.1 pips | EURUSDの平均 | 制限なし |
| XS | Pro | 平均0.7 pips | EURUSDの平均 | $500 |
| HFM | Premium | 1.4 pipsから | 最小 | $0 |
| HFM | Pro | 0.6 pipsから | 最小 | $100 |
| HFM | KATANA | 0.3 pipsから | 最小 | $500 |
| Axi | Standard | 0.7 pipsから | EUR/USDの最小 | 基準なし(入金方法ごとの最低額のみ) |
| XMTrading | Standard/Micro | 最狭1.0 pips | 最小 | $5 |
| XMTrading | KIWAMI極 | 最狭0.6 pips | 最小 | $5 |
| Exness | スタンダード | 0.2 pipsから | 最小 | 地域による |
| Exness | プロ | 0.1 pipsから | 最小 | 地域による |
| DecodeFX | STD | 0.34 pipsから | 当サイト経由の設定の最小 | USD 100 |
| Vantage Trading | スタンダード | 1.5 pipsから | 最小 | ¥5,000/$50 |
| Vantage Trading | プレミアム | 0.0 pipsから | 最小 | 初回一括$3,000※ |
| INFINOX | STP | 0.9 pipsから | 最小 | 公式記載なし |
| Monaxa | Standard | 1.8 pipsから | 最小 | $15 |
| Monaxa | Pro | 0.9 pipsから | 最小 | $50 |
※ 各社の公式口座タイプページで当サイトが確認した公表値(確認日は各業者ページに記載)。「最小」は変動スプレッドの下限で、常時この値で取引できることを意味しません。DecodeFXのSTDはIBごとにマークアップ設定が異なり公式共通値がないため、当サイト経由の設定値です。
手数料なしの口座で公表値が最も小さいのはVantage Tradingのプレミアム(0.0 pipsから・初回一括$3,000)、次いでExnessのプロ(0.1 pipsから)とスタンダード(0.2 pipsから)、HFMのKATANA(0.3 pipsから・$500)です。ただし、これらは「最小」の公表値で、XSの「平均1.1 pips」とは基準が違うため、数字の大小をそのまま並べて比べることはできません。
海外FXスプレッド比較表:取引手数料ありの低スプレッド口座
| 業者 | 口座 | 公表スプレッド | 取引手数料(公式表記) | 往復手数料のpips換算※ |
|---|---|---|---|---|
| XS | Elite | 平均0.1 pips | 往復$6 | 0.6 pips → 合計約0.7 pips(平均) |
| HFM | Zero | 0 pipsから | FX往復$6/標準1ロット | 0.6 pips → 合計0.6 pipsから |
| Axi | Premium | 0.0 pipsから | 往復$4.5/1ロット | 0.45 pips → 合計0.45 pipsから |
| Axi | Elite | 0.0 pipsから | 往復$3.5/1ロット | 0.35 pips → 合計0.35 pipsから(初回入金額$25,000) |
| XMTrading | Zero | 最狭0 pips | $100,000の取引ごとに$10※ | 1ロット=10万通貨の場合1.0 pips → 合計1.0 pipsから |
| Exness | ロースプレッド | 0.0 pipsから | 片道最大3.50USD/1ロット | 往復最大0.7 pips → 合計最大0.7 pipsから |
| Exness | ゼロ | 0.0 pipsから | 片道0.05USDから/1ロット | 往復0.01 pipsから(銘柄により異なる) |
| DecodeFX | PRO | 0.0 pipsから | 標準1ロットあたり$7 | 0.7 pips → 合計0.7 pipsから |
| Vantage Trading | ECN | 0.0 pipsから | 往復¥900/$6(1ロット) | 0.6 pips → 合計0.6 pipsから |
| INFINOX | ECN | 0.2 pipsから | $5から/1ロット※ | 0.5 pipsから → 合計0.7 pipsから |
| Monaxa | Zero | 0.0 pipsから | 片道$3.50/1ロット | 往復$7=0.7 pips → 合計0.7 pipsから |
※ ※pips換算は、米ドル建てで表示される通貨ペア(EUR/USDなど)で1標準ロット(10万通貨)の1 pipsが約$10になることを前提にした当サイトの計算です。手数料の課金単位(片道・往復・取引額あたり)は各社の公式表記に従って換算しています。円建て通貨ペアでは1 pipsの金額が異なり、実際の手数料は口座通貨・銘柄で変わります。
往復手数料を含めた公表値の合計では、AxiのElite(0.35 pipsから)とPremium(0.45 pipsから)が小さく、HFM Zero・Vantage ECN・XS Elite(0.6〜0.7 pips)、DecodeFX PRO・Monaxa Zero・Exnessロースプレッド(0.7 pips)が続きます。ただしEliteは初回入金額$25,000が基準で、XS Eliteは平均値、他は最小値という違いがあります。手数料は取引のたびに確定するコストなので、スプレッドが広がる場面でも変わらない点が、手数料なし口座との違いです。
「平均」と「最小」のスプレッドは比較できない
XSはEURUSDの平均スプレッドを公表しています。平均は一定期間の実勢値を均したもので、取引時間帯によってはそれより広くも狭くもなります。一方、HFM・Axi・XM・Exness・Vantage・INFINOX・Monaxaが公表する「〜から」「最狭」は変動スプレッドの下限で、流動性の高い時間帯の主要通貨ペアで到達しうる値です。平均1.1 pipsと最小0.6 pipsを並べても、どちらが実際に狭いかは分かりません。
Axiは公式日本語ページでEUR/USDの最小値を示しており、他の銘柄では異なります。DecodeFXのSTD口座はIBごとにマークアップ設定が異なり、公式共通のスプレッドはないと担当者から案内があったため、当サイトでは当サイト経由の設定値(0.34 pipsから)として掲載しています。INFINOXの公式日本語ページはXAUUSDの平均スプレッドをポイントで示しており、上の表のpips値は当サイトが確認した情報です。
1. 同じ基準(平均どうし・最小どうし)で並べる。2. 手数料ありの口座は往復手数料をpipsに換算して足す。3. 自分が取引する銘柄・時間帯の実勢値をデモ口座か少額の取引で確認する。公表値は入口の絞り込みに使い、最終判断は実勢値で行うのが確実です。
手数料込みの総コストを金額で計算する
総コストは「スプレッド+往復手数料」で、1標準ロット(10万通貨)の取引では、米ドル建て表示の通貨ペアで1 pips=約$10、円建て通貨ペア(USD/JPYなど)で1 pips=1,000円が目安です。0.1ロットなら10分の1になります。
- 01スプレッドを金額にする
EUR/USDを1ロット取引し、約定時のスプレッドが0.6 pipsなら、スプレッドのコストは約$6です。
- 02往復手数料を足す
HFM Zero口座なら往復$6が加わり、合計約$12(1.2 pips相当)です。手数料なし口座で同じ場面のスプレッドが1.4 pipsなら約$14で、この取引に限ればZero口座のほうが小さくなります。
- 03取引回数と取引量を掛ける
1日5回・0.5ロットで取引する場合、1回あたり$1の差は1日$5、月20営業日で$100の差になります。取引回数が多いほど、手数料込みの総コストの差が効きます。
実際のスプレッドは時間帯・銘柄・相場状況で変動し、経済指標の発表時や市場の流動性が下がる時間帯には公表の最小値を大きく上回ることがあります。スワップポイント、入出金手数料、口座通貨の両替コストも総コストに含めて判断してください。本サイトは特定の口座タイプを推奨せず、利益を保証するものでもありません。
取引スタイル別:スプレッドと手数料のどちらを重く見るか
短期売買・取引回数が多い
1回あたりのコストが積み上がるため、往復手数料を含めた合計pipsで比較します。手数料ありの低スプレッド口座は、スプレッドが広がる場面でも手数料部分が固定なので、コストの見通しを立てやすい面があります。
保有期間が長い・取引回数が少ない
1回あたりのスプレッド差が損益に占める割合は小さく、スワップポイントや入出金の条件のほうが効きます。手数料なしの口座で、最低入金額や取引環境を優先して選ぶ考え方もあります。
少額から始める
最低入金額の小さい手数料なし口座(XS Standard・HFM Premium・XM Standard・Monaxa Standard・Exnessスタンダードなど)が入口になります。低スプレッド口座は最低入金額が$200〜$25,000と幅があり、Vantageプレミアムは初回一括$3,000、Axi Eliteは初回入金額$25,000が基準です。
よくある質問
Q. 海外FXでスプレッドが最も狭い業者はどこですか?
A. 公表値では0.0 pipsからの口座が複数社にあり(HFM Zero、Axi Premium/Elite、Exnessロースプレッド/ゼロ、DecodeFX PRO、Vantage ECN/プレミアム、Monaxa Zero)、往復手数料を含めた合計ではAxi Eliteの0.35 pipsから、Axi Premiumの0.45 pipsからが小さくなります。ただし公表値は最小値で、実際のスプレッドは時間帯・銘柄で変動するため、一律に最も狭い業者を決めることはできません。
Q. 「平均1.1 pips」と「0.6 pipsから」はどちらが狭いですか?
A. 比較できません。平均は一定期間の実勢値を均した値、「〜から」は変動スプレッドの下限です。最小値は流動性の高い時間帯にだけ到達する場合があり、平均値のほうが実際の取引に近いこともあります。同じ基準の値どうしで比べたうえで、実勢値を確認してください。
Q. 0.0 pipsの口座は本当にコストがゼロですか?
A. いいえ。0.0 pipsからの口座には往復の取引手数料がかかります。1標準ロットあたり往復$3.5〜$7が一般的で、pipsに換算すると0.35〜0.7 pipsに相当します。また0.0 pipsは最小値で、常にその値で取引できるわけではありません。
Q. 往復手数料をpipsに換算するにはどうすればよいですか?
A. 米ドル建て表示の通貨ペア(EUR/USDなど)では、1標準ロット(10万通貨)の1 pipsが約$10です。往復$6の手数料は0.6 pips相当、片道$3.50なら往復$7で0.7 pips相当になります。円建て通貨ペアでは1 pipsが1,000円のため、口座通貨と為替レートで換算が変わります。
Q. スプレッドと取引手数料はどちらを重視すべきですか?
A. 合計で見ます。取引回数が多いほど1回あたりの合計コストの差が効くため、短期売買では往復手数料込みの合計pipsで比較します。保有期間が長い場合はスプレッド差の影響が小さく、スワップポイントや入出金条件のほうが総コストに影響します。
条件の確認先
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次に確認する
公表値で絞り込んだら、口座タイプごとの条件を確認。
スプレッドの基準、取引手数料、最低入金額、レバレッジ、取引環境を業者別に同じ形式で整理しています。
この記事で扱った業者
口座タイプ、取引条件、開催中の特典を業者ページで確認できます。




